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日本政策金融公庫融資

オフィスビルの乱立する都会

日本政策金融公庫とは、審査が通り辛い若者や社会的弱者(女性や老人)を対象に融資業務を行う国の機関のことで、銀行や大手消費者金融の審査が通らなかった方のセーフティーネットとしての役割が期待されます。
ただし、国の機関がだからといって決して甘く見てはいけません。
上手く利用すれば銀行よりも好条件を勝ち取れる可能性がある上、審査状況によって無担保で借り入れることもできます。
同機関の特徴や概要についてまとめましたので、事業者や起業家の方は是非積極的に検討してみてください。

政策金融公庫の制度融資

日本政策金融公庫にはいくつかの制度がありますが、最も人気且つ多くの方が活用できるものが「一般貸付」です。
融資の条件や詳細は以下の通りとなっています。

使途 運転資金 設備資金 特定設備資金
融資限度額 4,800万円 4,800万円 7,200万円
返済期間 5~7年 10年以内 20年以内
担保保証人 応相談 応相談 応相談
参考日本政策金融公庫「一般貸付」
https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/jiyusij_m.html

いずれも担保・保証人は応相談になっていますが、一般貸付は「担保あり」を前提にしていることが多く、設備資金の場合は導入した設備に対して担保設定される場合もあります。

無担保で高額融資を受けられる可能性も

日本政策金融公庫の制度融資は、基本的に不動産や有価証券の担保が必要となりますが、条件を満たせば最大4,800万円まで無担保での借入が可能です。
担保が不要となる要件は以下の通りです。

①税務申告を2期以上行っていること
②4,800万円以下の融資であること
③代表者が保証人となること(個人事業主は不要)

無担保融資は、日本政策金融公庫の制度(プラン)のほとんどで対応しています。
しかし、担保を提供しないと貸主側は債務の未回収リスクが高まるため、審査通過率は下がってしまうのが一般的です。
なお、一部では日本政策金融公庫の融資を受ける際に、つなぎ資金として一般の不動産担保ローンを利用する方もいます。

審査について

融資面談を受ける男性

日本政策金融公庫は名称の通り国の運営する公的な金融機関であり「事業者や起業家に対して融資を行い、経済を活性化させる」という役割があります。
あくまで“融資”ですので、補助金や助成金とは違いお金をばら撒くような運営はせず、返済能力があると判断した場合にのみ融資を敢行しています。

なお、銀行融資は運営実績(直近の事業収益)を重視した審査なのに対し、日本政策金融公庫はビジネスモデルや将来性を重視した審査を行っているという点が大きな違いです。
事業計画や返済プランをしっかりと練ることが、高額融資を勝ち取る唯一の近道と言えます。

審査は何度でもチャレンジできる

銀行や貸金業者は、申込時点の状況で審査結果が決まってしまうことが多く、一度審査に落ちると希望条件での借入はほぼ不可能です。
それに対し、日本政策金融公庫の場合は、事業計画書を重視した審査が行われるので、提出書類の内容によって審査結果が大きく変わります。
仮に審査に落ちてしまっても、再度計画を見直すことで通る可能性は十分にありますので、諦めずにトライしましょう。

難易度は高い融資方法

日本政策金融公庫は、やり方次第では銀行よりもお得に融資を受けられる可能性がありますが、決して簡単に融資を受けられるわけではありません。
それどころか、状況によっては銀行でお金を借りるよりも手間と時間を取られてしまうことも十分に考えられます。

また、事業計画書・返済計画書の作成は自身で行えない可能性が高く、専門家(税理士等)の知識を仰がなければならないこともあります。
これらの注意点やリスクをしっかりと把握した上で、日本政策金融公庫による資金調達を検討してみてください。