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融資までに掛かる時間

金策に走る男性

不動産担保ローンの融資までに掛かる時間は、金融機関とローン商品の種類によって大きく変わります。
全般的に金利が低いほど審査と融資実行までに時間が掛かり、利息制限法上限のような高金利(元金100万円以上15%)な条件だと、最短即日入金などの“スピード対応”をセールスポイントにしている傾向が見られます。

不動産担保ローンを利用する方は、時間に余裕を持っているケース(リフォームや将来的な子供の教育資金など)もあれば、突発的な事情によって一刻も早くお金が必要というケースもあるでしょう。
融資までに掛かる時間が気になる方向けに、不動産担保ローンを利用する際の流れと融資実行時間の目安をご紹介します。

融資までの流れ

不動産担保ローンのフローチャート

まずは、融資までの「流れ」について確認していきましょう。
一般的には上記のプロセスを経て融資実行(指定口座への振り込み)となります。

ノンバンクの場合ですとオンライン申込から仮審査までをノンストップで進めてくれるケースが多いですが、銀行では厳しい申込基準を設けている金融機関の場合には、来店による申込が必須となることがあります。
後者の場合は完了までの期間が2週間程度延びると考えておいた方が賢明です。

仮審査と本審査の違いとは?

仮審査では、利用者の信用情報や年収と申し込み内容がマッチしているか、不動産価値の試算はどのくらいか等が審査されます。(不動産価値や年収に明らかに合っていない申込内容の場合、この段階で融資不可の判断がくだされます。)
なお、不動産担保ローンの場合、仮審査に通過すれば申込内容と相違点がない限り本審査にもほぼ確実に通過します。

本審査は申込内容の信憑性・各種証明書類の提出・申込者の勤務先に対する在籍確認が主となるためです。
土日祝日など勤務先への在籍確認が取れない場合は翌営業日まで本審査の回答を待たねばならないケースもあるので注意しましょう。

金融機関によりスピードが異なる点に注意

不動産担保ローンは融資までに掛かる時間が金融機関によって大きく変わってきます。
おおよその目安として、銀行系は1か月・ノンバンク系は2週間程度です。
銀行系金融機関は融資に慎重であること、提出書類を多く求められることがある、といった都合から1か月以上時間が掛かるケースも多くなっています。

1か月以上要するケースとは?

銀行によっても手続きの進むスピードや各項目の所要時間が大きく変わってきます。
あくまでも一例になりますが、以下は銀行の不動産担保ローンで融資実行までに1か月以上の時間を要した事例です。
時間的余裕が無い方は以下事例をご参考のうえ、対策を講じてください。

1日目 申込手続
2~3日目 登記簿謄本などの関係書類の取得、提出
10日目 仮審査回答(3~5営業日)
11日目 必要書類の案内が郵送で届く
12~13日目 提示された書類を公官庁で取得する
15日目 本審査に必要な書類のみ郵送で返信する
19日目 本審査通過(全ての書類が揃ってから3~5営業日)
20日目 来店し金銭消費貸借契約を締結(契約書への記名押印)
30日目 融資実行(入金)及び抵当権設定登記

上記は一般的なスケジュールに沿って借入を進めた場合の具体例です。
ご覧の通り、仮審査と本審査にそれぞれ3~5営業日以上かけて行うので最短でも2週間ほど見ておかないといけません。

さらに、税務署や法務局で取得する書類に不備があると、再取得にかかる時間によって1か月以上かかってしまうこともあります。
次のステップに進む度に郵送ではなく来店を利用すれば最短時間を早めることができますが、郵送手続がメインになる「ネットバンク」や「近くに拠点がない金融機関」銀行を利用する場合は、どうしても1か月前後かかってしまいます。

不動産担保融資で即日融資は可能?

即日融資のイメージ

一部のノンバンク系では不動産担保ローンでも「最短即日融資」を明記した広告を出していますが、現実的には難しいでしょう。
登記を行わないと銀行側は無担保でお金を貸したのと同じになってしまいますので、抵当権設定登記は銀行側から見て必須手続です。

金融機関は登記に関しては素人ですので司法書士を通して行う形になるのですが、融資の実行と抵当権設定は同日中に行うのが一般的です。
そのため、たとえ書類がバッチリと揃っていて当日中に金銭消費貸借契約まで結べたとしても、司法書士側がNOを出す可能性が高いと考えます。
登記を行う際には、書類の作成はもちろん、本人確認や登録免許税の計算等の事前作業が必要になるためです。
理論的に即日融資は不可能ではないですが、申込者が準備万端であるほか、金融機関側も迅速で柔軟な対応を求められます。
即日対応を希望している場合であっても、現実的な水準として最低でも翌営業日から翌々営業日になってしまうと認識しておくのが望ましいでしょう。

スピード重視は「高金利」の傾向

なお、審査時間が短くなるほど、不動産評価の算定に掛ける時間は短くなります。
そのため、概算で安全マージンを保った条件が提示され、メガバンクに比べると条件面で劣ってしまう可能性が高いです。

まとまった金額の融資や少しでも金利が低い借り入れ(借り換え等)を狙う場合には、時間よりも条件面を重視した方が良いでしょう。
スピード面を重視するのであれば、カードローンやキャッシングといった別のローンを選択することをおすすめいたします。