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リバースモーゲージの注意点

注意点のチェックリスト

リバースモーゲージは月々の返済負担がほとんどない上に存命中はマイホームとして利用し続けることができる不動産担保ローンで、相続人がいない方や資金調達しないと子供に金銭的な迷惑をかけてしまう可能性がある場合等に適しています。
また、家を売却せずに資金調達できるため、住み慣れた家に生涯住むことができる上、引っ越し費用等も必要ありません。

一見メリットばかりのように見えるリバースモーゲージですが、実は注意点も多く存在しており、特性を理解しておかないと契約後に思わぬトラブルを招く危険性があります。
当ページでは、リバースモーゲージの注意点について詳しく解説しております。

注意点1想定相続人の同意が必要

リバースモーゲージは、債務者が亡くなった際、担保として提供した不動産を現金化又は債権者名義に変更を行うことで、債務を弁済します。

つまり、相続人が将来不動産を相続できなくなる可能性があり、契約の際には推定相続人から契約の締結及び連帯保証人となることについての同意を得る必要があります。
事前に子供など想定相続人へ相談し、同意を得た上で手続きを進めるようにしてください。

注意点2利用するほど支払額は上がる

リバースモーゲージは「1.0~4.0%」と比較的低金利で利用できますが、当然借入額が大きくなればなるほど利息の負担も大きくなります。

例えば、民間のリバースモーゲージを3.0%の条件で利用した場合、借入額が300万円であれば月々の利息は約7,500円となりますが、利用層の多くは年金が主な収入源となる高齢者世帯ですので、数千円の負担であっても生活を圧迫してしまう可能性があります。

また、月々の返済が「無し」のプランを選択したとしても、利息分は最終的に清算しなければなりませんので、想定していたよりも早く限度額の上限に達してしまう危険性も否定できません。

注意点3上限に達すると打つ手がない

限度額(担保評価)の上限まで借り入れてしまうと、さらに資金調達が必要になった場面で打つ手がなくなってしまいます。
親族に助けを求める、生活保護等の公的援助を受ける等で対応することもできますが、この場合まずは生活を見直すことが先決です。

リバースモーゲージは低金利かつ月々の元本返済が不要であるため、ついつい借りすぎや無駄な浪費を招く危険性があります。
リバースモーゲージは補助金や助成金ではなく、あくまでも自己財産を活用した不動産担保ローンの一種です。
利用後は適切に自己資金を管理し、長生きや万が一の医療費等に備えるなど、限度額に達するリスクを極限まで抑えるよう資金マネジメントしてください。

その他注意点及びリスク

不動産とリスクの文字

前述した「利用するうえで知っておきたい注意点」のほか、費用や起こり得るリスクについても解説していきたいと思います。
具体的には以下の点に最低限注意する必要があります。

初期費用がかかる

リバースモーゲージは、あらかじめ申し込みをしておくことで、いざという時にすぐに借入を行うことが可能です。
言わば保険のような役割を果たしており、事前に申し込みだけ済ませておくという方も多いのですが、リバースモーゲージは10万円前後の初期費用がかかります。
「申し込みだけ」で終わってしまった場合、当該費用は無駄になっていまいますので注意が必要です。

見直しによる限度額の低下

公的機関・民間によって頻度は異なりますが、両者ともに定期的に不動産評価の見直しを行うため、地価の変動に応じて限度額が減額されることがあります。

金利上昇リスク

リバースモーゲージは原則として変動金利となっておりますので、金利が上昇する可能性は十分に考えられます。
特に、当該商品は長期的な返済となるのが一般的ですので、10年以上先の金利上昇をにらんだ上で借入計画を立てる必要があります。

手間がかかる

相談、不動産担保評価、契約などを経て借入する流れになります。
一般的な不動産担保ローン以上に契約時の手間が増えるケースがありますので、時間的な余裕をもった上で申し込むようにしてください。

周囲に知られてしまう可能性

不動産の評価額鑑定のため、金融機関や不動産鑑定士が当該不動産へ訪問する機会が増えます。
そのため、近所の人や親族等に知られる可能性が高くなり「お金に困って借金している」とあらぬ噂を立てられてしまう恐れがあります。
リバースモーゲージの需要が高まってはいるものの、世間からの認知度は未だ低く、「借金の一種」として捉えられることが多いのです。

時間をかけて検討しましょう

パソコンで説明する女性

リバースモーゲージは御覧の通り、意外にも注意点が多いです。
そのため、金融機関や社会福祉協議会、親族、推定相続人などとよく相談をしたうえで利用を検討する必要があります。

また、事前準備が必要なので、スピードを重視した際の資金調達にはマッチしません。
注意点やデメリットを理解した上で、ひとつずつ相談しながら注意点を解決していき、最終的に利用するか否かを判断しましょう。

リバースモーゲージは審査や手続に時間が掛かるというデメリットもありますので、将来の備えとして同ローンを検討している場合は、早めに情報収集から始めることをおすすめいたします。