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ハウスリースバック注意点

家を担保に入れるか検討しているイメージ

引っ越しをせずに自宅を売却できる点が最大の特徴である「ハウスリースバック」ですが、当然メリットばかりというわけにはいきません。
利用上の注意点をまとめましたので、あらかじめ把握したうえで慎重に検討するようにしてください。

主な注意点は3つ

ハウスリースバックには以下の点に注意する必要があります。

その1~条件が悪くなりやすい

これは買い手側に立ってみるとわかりやすいです。
通常の空き家・契約後に引き渡される通常物件とは違い、ハウスリースバックでは

使途が売主への賃貸に限定される
借り手を選べない
買い戻しに応じる特約をつけねばならない

といったデメリットがあります。

つまり、通常の不動産物件であれば、自ら住むことができたり、審査や保証会社の利用を義務づけて信頼できる借り手を選ぶことができたりするにも拘わらず、ハウスリースバックの場合はこれが出来ないのです。
そのため、ハウスリースバックでの売却は、売買価格が相場よりも安くなりやすい上に、近隣の賃貸物件より割高となる可能性があります。

その2~扱っている不動産会社が少ない

こちらは読んで字のごとく、通常の仲介・売買・賃貸を扱う不動産会社に比べて、取り扱う業者数が少ないことを意味します。
より良い条件で利用するには複数社を比較するのがセオリーですが、取り扱う業者の数そのものが少ないと比較することができません。

特に、地方ではウスリースバックを扱っている不動産会社が1~2社しか見つからないことも珍しくなく、業者側の「言い値」になってしまう恐れがあります。
さらに、遠方からの利用だと調査料や出張料を取られるケースもあり、利用する業者は慎重に検討する必要があります。

その3~定期借家契約になる

ハウスリースバックはこの「定期借家契約になる」という点についてもあらかじめ理解しておかねばなりません。
定期借家契約は一般的な借家契約とは違って契約の更新ができず、期間満了により契約が終了しますので、ハウスリースバックのルールに従って「買い戻しをする」または「退去」の二択を迫られます。

そのため、できるだけ長期間住み続けたいというケースであれば、契約期間を長期に設定する、更新に関する特約を付ける等の対策を契約時点で行っておかねばなりません。

リスクを回避して賢く利用

賃料が高くてお金に困っているイメージ

残念ながら、すぐに資金調達しないといけない状況や競合が少ない環境をいいことに、利用者(売主)に不利な条件を提示したり、粗悪な対応をしたりする業者が一定数存在しています。
あらかじめ利用可能な業者をピックアップし、しっかりと選択肢を整理したうえで条件を検討するようにしてください。

なお、すぐに資金調達をしなければならない状況では“売却価格”を重視しがちですが、そのまま住み続けるのであれば賃料も重要です。
契約期間が長ければ長いほど不利になってしまいますので、売却価格だけでなく、契約期間中に支払う総額について事前にシミュレーションするようにしましょう。